キャブレター脱着、清掃
キャブレター本体分解
キャブレターを分解するときは小さな部品やすぐ壊れてしまったりする所がたくさんあります。
作業する時は周りを片付けて部品を紛失しない様にして下さい。
小さな部品をしまえる様な部品箱を用意した方が良いです。
作業中は慎重に決して力任せにやらないで下さい。
洗浄するにはキャブレターパーツを痛めないようにキャブレタークリーナーで洗浄します。
このキャブクリーナーで大丈夫ですが、泡タイプはもっと良く汚れが落ちるみたいです。

これはエンジンに付いていた側です。
まずフロートから開けていきます

これがフロートチャンバーです。
プラスを4本外していきます。

フロートチャンバーの裏には848-2と書いてあります。今向いてる方から見て左の2気筒(4番、3番)は
848-2ですが右2気筒(1番、2番)は848-1と書いてありますので間違えない様にしましょう。何の違いかは
分かりませんが

外しました。
ジェット類も外していきます。
緑の矢印がメインジェットです。
2型のB5辺りの人はメインジェットの番数が外側2気筒(1,4番)と内側2気筒(2,3番)で違うらしいので取り付け時に気をつけてください。
メインジェットを外します。マイナスで外しますが多分固いので舐めないようにして下さい。
一番でかいちょっと黄色いのがフロート
フロートを外します。フロートを留めている赤い矢印のプラスを外します。
青い矢印のちょっと奥に見えているのがスロージェットです。

フロートを外すと紫の矢印のフロートバルブが付いてきます。あとフロートピンも付いて来ます。小さいので無くさないようにしましょう。

メインジェットが付いていた所に茶色の矢印のメインジェットホルダーが
ありますのでこれも6mmのレンチで取ります
スロージェットもマイナスで外しますが、奥にあるのでちょうど良いドライバーが無いと
外し難いですが、車載工具のマイナスがピッタリです。ここも固いので舐めないようにしましょう。
赤い矢印のプラスを外して水色の矢印のフロートバルブ受けを取り外して下さい。これはちょっと取り出しにくいです。あまり傷つけない様にしてください。

ばらしたらあと三つあります。

全部取れました

エアースクリューもばらします

エアスクリューは締め込む量が決まっていますのでどれだけ締めこまれていたか覚えておきます。
締め込み方が特殊で一杯まで締めこんだ所から何回転戻すという締め方です。これを戻し回転数といいます。
マイナスで軽くこつっと当たるまで締めこんで何回転締めこんだかメモに書いて覚えておきます。大体1と1/2回転から2回転位だと思います。
それから緩めて下さい
ちなみにサービスマニュアルの規定値は1と3/4回転です。

これがエアスクリューです。小さいワッシャーと、見えてませんがワッシャーの裏に小さいOリングもあります。

キャブレター裏側の黒い蓋を取ります。プラスを4本外して下さい。

これがダイヤフラムスプリングです。下の黒いゴムがダイヤフラムです。
スプリング取ってダイヤフラムを破れそうなのでそっと取ります。(1個7000円)

取ると下に針みたいなのがついて来ます。これがジェットニードルです。
あと写真の青い矢印の穴にはまっていた赤い矢印の部分にある小さな部品も無くさないで下さい。

紫の矢印がニードルジェット、緑の矢印がダイヤフラム、横のが蓋、下に写ってる切れてるやつがダイヤフラムスプリングです。

全部外してください。

これで全部外せました。
あと部品の管理をちゃんとして下さい。写真の様な小物入れを使うと良いです。

キャブボディーは中性洗剤で丸洗いします。
部品を流さない様に水が流れる所に網かなんかを敷きましょう。(私は流しました。)

歯ブラシでゴシゴシ洗いました。

全体を洗っていきます。

ジェットは穴の詰まりを確認して詰まっていれば圧縮エアーやキャブクリーナーで詰まりを飛ばします。
そしてフロートチャンバーにキャブクリーナーを溜めてドブ付けにしました。
蒸発するともったいないのでサランラップしました。